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2019年05月22日
[5月10日] 岐阜大学主催公開講座「先端を行く連合創薬医療情報研究科」を開催しました
岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科は、令和元年5月10日(金)に岐阜大学主催公開講座「先端を行く連合創薬医療情報研究科-創薬を支える究極のものづくり-」を岐阜大学サテライトキャンパスで開催しました。
今年度の公開講座は2部構成で行われ、一般講演では岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科の池田将教授、岐阜薬科大学の佐治木弘尚教授の2名に講演いただきました。ナノ繊維であるマイクロゲル繊維を用いた医療材料開発の展望、無溶媒・固体反応での有機化合物の生成など、先生方それぞれの専門分野から、創薬開発につながる最新の研究を解説していただきました。
また、特別講演では、名古屋大学大学院工学研究科・医学系研究科の馬場嘉信教授と名古屋大学環境医学研究所の澤田誠教授、名古屋大学大学院理学研究科の伊丹健一郎先生の3名に講演いただきました。ナノテクノロジーを用いたがん検査の新手法、質量分析イメージング技術による薬物動態の定量化、未知の有機化合物を合成することで、難題解決に貢献する事例など、参加者の多くが驚嘆させられるような講演をしていただきました。
参加人数は121名と、会場が溢れ返るほどの人数の方にご参加いただき、講演後の質疑応答では、活発な意見交換がなされました。また今回は、名古屋大学との「東海国立大学機構」の基本合意後に開催した公開講座であり、お招きした名古屋大学の先生方がされる講演を、参加者は熱心に聞き入っていました。
岐阜大学の将来ビジョンでは、「社会貢献」を重点的な内容の一つに掲げており、今回の公開講座では、多くの方にご参加いただけた事はもちろん、本研究科および医療の最先端の研究成果を多くの方に触れていただく事で、今後の本研究科における取り組みも一層活発になることが期待されます。
開会の挨拶を行う丹羽研究科長
池田将教授(岐阜大学)の講演の様子
121名が参加した。
澤田誠教授(名古屋大学)の講演後の質疑応答の様子
閉会の挨拶を行う森脇久隆岐阜大学学長